神社や寺院の境内で・・・獅子・狛犬の像が?!
守護獣
守護獣としてのライオンの起源は、紀元前3
000年頃の古代エジプト・メソポタミア文
明までさかのぼる。ライオンは強さや権力の
シンボルとして扱われ、有名な例として古代
エジプトで神殿を守るために置かれたスフィ
ンクスがあげられる。頭は人間で、体はライ
オンですね。
唐獅子
ライオンを守り神とする思想は、シルクロー
ドを通って、インド・中国に渡る。インドに
おいて仏様を左右一対の二体で守る形ができ
る。龍などの様々な幻獣を生み出してきた中
国では、ライオンより派手な「唐獅子(から
じし)」となり、守護神としてのライオンは
それぞれの地域で変化し、日本に伝わった。
狛犬・獅子
日本に伝来した当初の守護獣は、左右同じ「
唐獅子」が一対並んでいた。ここに日本風の
アレンジがされ、左に「狛犬」、右に「獅子
」に変化した。「狛犬」は、口を閉じた吽形
で角がある(時代とともに角がないものが主
流となる)。「獅子」は、口を開いた阿形で
角はない。
阿吽
守護獣の左右の違いは「阿吽」という考え方
を基に変化したと言われている。サンスクリ
ット語で「阿」は初め、「吽」は最後の文字
で「阿吽」は「物事の始めから終わりまで」
を意味し、仏教でも大事な概念とされる。「
仁王像」も「阿形像」「吽形像」からなり、
東大寺の金剛力士像が超有名ですね。