油母・・・!?
古代の海にいたプランクトンの死骸が、
海底に沈み、酸素が殆どなく分解されな
かったプランクトンが、有機物や無機物
を含む泥や砂と混じりながら、堆積層の
なかに沈んでいく。数億年という長い年
月で堆積物の量を増やし、深部に沈ん
でいき、深さ3000mで、地熱、圧力で
堆積物は炭水化物へと変わる。これが
油母(ケロジェン)という固形物。
石油・・・!?
油母がさらに分解されると、炭水化物が
液状化し「石油」になる。この時、地熱の
温度が高すぎると、分解されすぎて全部
がメタンになってしまう。深さや圧力の条
件がほどよい場所で、石油が作られる。
高温下でできた石油はサラサラして透明
度が高く、ガソリンに近い。比較的低い温
度でできた石油はドロドロして黒く、ター
ルのような粘性がある。
採取・・・!?
石油が溜まる岩石は穴がたくさんある多
孔質で、中の液体や気体が滲み出てこ
れる状態でなければならない。その岩石
の上に、トラップと呼ばれる高密度で穴
のないフタのような層があり、穴から出た
石油が海に漏れ出さない事が必要。さら
に、石油と天然ガスを閉じ込める、キャッ
プロック層(帽岩)も必須となる。
テチス海・・・!?
石油生成の黄金期は、2~1億4500万
年前のジュラ紀で、かつての超大陸、北
のローラシアと南のゴンドワナに挟まれ
たテチス海で膨大な量の石油が作られ
た。大陸移動でテチス海は消滅したが、
海底に眠る石油はそのまま残された。そ
の場所に当たるのが、今の中東なのだ。
世界の産油量の3分の2を占めており、
世界各地に輸出されている。