仏教の開祖、お釈迦さまについて学びます!! 仏像をより深く・・・
誕生
紀元前五世紀頃、ヒマラヤ山脈のふもとのシ
ャーキャ族の王子として生まれたのが、ガウ
タマ・シッダールタ、後のお釈迦さま。生ま
れてすぐ、母はなくなり、叔母に育てられる
ことに。宮殿で恵まれた生活をおくるも、繊
細で感受性が強い性格で、「人間はなぜ、苦
しみから逃れられないのだろう」と悩む。
出家
ある日、シッダールタは城の外に出てみまし
た。そこで、老人や病人、死人、修行者に出
会いました。こうした人に出会うなかで、「
人間は老いることや病気になること、死ぬこ
とは避けられないのだ」と知り、修行の道を
歩むことを決意しました。父の反対を押し切
り、29才で出家をすることに。
さとり
修行者と一緒に42日間の断食など苦行を6
年間行うも、人生の真理を見つけることがで
きなかった。35才の時に仲間と別れ、菩提
樹のもとで深い瞑想に入る。煩悩が悪魔とし
て現れ、瞑想の邪魔をしようとするが、深い
瞑想を継続する。明け方、心の迷いから抜け
出して、悟りを開くことができた。
布教・入滅
悟りを得たブッダは、かつて一緒に修行をし
た五人の仲間がいるインドの地で最初の説法
を行い、布教の為さらなる旅へ。悟りを開い
てから45年、ブッダは80才に。クシナガ
ラという村で、「すべては無常、常に変化し
ている。これからも一所懸命修行しなさい」
と語りかけ、生涯を閉じた。