天気の良い５月の日にゴルフをすると、「今
日は五月（さつき）晴れで気持ちがいぃ～」
なんてよく言いますよね。５月の頃の良く晴
れた天気という意味で使っていますが、元々
は「梅雨の晴れ間」という意味です。太陽暦
と旧暦では、季節が１～２ヶ月ずれる　旧暦
では５月のことを皐月と書き田植えの時期と
されている。時代で言葉の意味も変わる！？

梅の花の見頃は２月～３月上旬ですが、梅の
実が熟すのは５月～６月です。中国の長江下
流域では、梅の実が熟す頃に雨が降ることか
ら「梅」の「雨」と書いて「梅雨（ばいう）
」と読んだという説や、カビが生えやすい時
期に降る雨で「カビ」の音読み「バイ」から
「バイウ」、カビでは字面が悪いので同じ「
バイ」と読む、「梅」を当てたとの説も。

読めましたか？ゴガツアメではありません、
「さみだれ」と読みます。「さ」は五月（さ
つき）の「さ」、「みだれ」は水垂れを表わ
しています。文字通り５月に降る雨ですが、
旧暦の５月、新暦に直すと６月になり、６月
に長く降り続く雨の意味になります。５月雨
は、「梅雨の時期の長雨」を意味する言葉で
す。余り印象の良い言葉ではありませんね？

読めませんねぇ～「うるさい」とは！！旧暦
の五月は梅雨の時期にあたり、雨が多くジメ
ジメした気候は、蝿が好む季節。一方で、人
は雨の時期、室内で過ごすことが多く、ぶん
ぶんと羽音をたてて飛び回るハエの姿はまさ
に「五月蝿（うるさい）」ですね。由来を知
ると、この当て字は、ナルホドガッテンです
ね。近頃・・・ハエ・・・見かけませんね？