すさまじきもの・にくきもの・・・!?
すさまじきもの
ときはずれ、期待外れ、不調和、不備などで
、面白くないものをあげている(第23段)
夜吠えるべき犬が昼に吠えているのをはじめ
、冬の網代が春まで残っていたり、2月まで
しか着られない紅梅の衣を3,4月になって
も着ているなどたくさんある。やはり時期を
失してしまっては興ざめですねぇ〜
すさまじきもの2
手紙や使者を使わして返事・来訪を待ってい
るのにすっぽかされた時、その他待つ人や修
験者が期待外れであった場合もそうである。
地方官の人事異動で今年こそはと期待してい
たのにだめだった場合や、歌の返事のないと
き、すべて予期していたことが外れたときは
「すさまじきもの」である。
にくきもの
しゃくに障るもの、不快感をいだくものをあ
げている(第26段)急用のあるときに来て
長話をする客。硯に髪の毛が入ったり、墨の
中に石があって、きしむ音を立てた場合。長
居の客、「あとでまた」と言える人ならいい
が、それなりの人でこちらが遠慮しなければ
ならない人の場合は、なおさらシャク!?
にくきもの2
無作法な人たちや人の事ばかりうらやみ、自
分の不幸を嘆いて愚痴をこぼし、他人のこと
をとかく悪くいい、またわずか片端聞き込ん
だ事を、自分が初めから知っていたことのよ
うに他の人にもつじつまをうまく合わせて話
す人も、誠に憎らしい。いますよねぇ〜周り
に!!でも、人の振り見て・・・ですねぇ。