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枕草子の学び(5)HOBBY

 草の花は・めったにないものは・・・!?


草の花は

夕顔は、名も花も朝顔に似ているが、実のか
っこうが、大きすぎて面白くなく残念である
が、夕顔という名だけはすてがたく面白い。
「草の花は」の段に、ススキを忘れてはなら
ない。秋の野にもっとも趣を添えるものであ
るが、冬の末まで風になびいているのは、往
生ぎわが悪く、老人そっくりである!?。







おぼつかなきもの

不安な感じのするものを第六十七段で述べて
いる。比叡山に修行に行って、十二年間おり
てこない法師の母親の気持ち。新参の召使い
で、その気心もよくわからないものに、大切
なものを持たせて使いにやったのに、なかな
か帰ってこないとき。物言えない赤ん坊が反
り返って泣いているとき。思い当たります!







たとしへなきもの

対照の妙をえたいくつかの事象をならべて人
情の機微をうかがった第六十八段。比べられ
ぬほど感じの違うもの、夏と冬と。夜と昼と
。雨の日と晴れの日と。人が笑っているとき
と怒っているときと。その他、好きな人と嫌
いな人と。太っている人と痩せている人と。
髪の毛の長い人と短い人と。老人と若者も?








ありがたきもの

めったにない、珍しいものの意味。しゅうと
・姑に可愛がられる婿・嫁。毛がよく抜ける
銀製の毛抜き。主人の悪口を言わない召使い
。ぜんぜんくせや欠点のない人間。物語や歌
集を書き写すとき、本に墨をつけないことも
めったにない。人と人がいつまでも仲のよい
場合も珍しい。現代でも、ありがたきもの!











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じっさまの館

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