めでたきもの・なまめかしきもの・・・!?
めでたきもの
「めで」は「愛で」であり、愛すべきである
・賞美すべきである意味から、立派だ・すば
らしい・美しいなどの意味となる。第八十四
段「めでたきもの」では、花房の長い藤の花
が松にかかっているのも。紫の花も糸も紙も
。すべて紫色のものは、何でも素晴らしい。
紫色が好きなのかも知れませんねぇ〜!?
なまめかしきもの
「なま」は「生」で、未完成・余白の美を含
み持つ美を意味する。第八十五段「なまめか
しきもの」では、ほっそりとして美しい若い
公達の直衣(なほし:貴族の平服)を着た姿
とある。いつの時代も、スマートでイケメン
で、若くて・・・ブランド品のスーツを着こ
なす男性はモテますねぇ〜。
あはれなるもの
「あはれなるもの」とは、しみじみと感動さ
せられるものの意味。第百十五段「あはれな
るもの」では、孝行な子をはじめに述べ、男
でも女でも、若くきれいな人が、黒づくめの
喪服を着ているのは、しんみりと哀愁感をお
ぼえさせられるものである。第八十五段もこ
の段も「若く」の限定が気になりますね?
うつくしきもの
「うつくし」は、愛らしい・かれんである・
かわいらしい等の意味。第百四十六段では、
かわいい幼児が、ほんのしばらくの間抱いて
遊ばし、あやしているうちに抱きついたまま
寝てしまったのは、まことに愛らしい。年や
かたちの小なるものに対していだく愛の心を
述べている。やさしく慈愛に溢れてますね!