九州鹿児島にも・・・ありますよ 縄文遺跡!!
上野原縄文の森
中国・四国地方を通り越して九州の南、鹿児
島県霧島市国分の上野原遺跡にやって来まし
た。1986年に、工業団地の造成中に発見
され、縄文時代早期からの日本最古の最大規
模の定住集落跡が見つかっています。東北地
方だけでなく、南の地方でも縄文文化が栄え
ていたことがわかります。
(2022.04 展示館 撮影:じっさま)
地層観察館
火山灰層などの堆積の様子がわかります。火
山噴火のすさまじいことを地層が語りかけて
います。2万年以上前の姶良カルデラ、桜島
7300年前の鬼界カルデラ(アカホヤ)、
5600年前の桜島、その時々で甚大な被害
で縄文人は右往左往、東北地方に比べて縄文
遺跡が少ないのは火山灰に隠れているかも?
(2022.04 地層観察館 撮影:じっさま)
土器の特徴
土器の文様が縄目では無く、海に生息する貝
で文様が施された貝文土器である。土器の形
は、上から見た形が円筒形の他に四角の角筒
形があり、胴部は筒状、底部は平らになって
いる。角筒形は全国で例が少ない特殊な土器
で、南九州で独自に発生と考えられる。土器
の厚さは薄く、土器製造技術がたかい。
(2022.04 土器 撮影:じっさま )
復元集落
縄文の森内には、約9500年前の竪穴住居
などが復元されている。竪穴を上から見ると
隅の丸い四角形で、竪穴の周りに柱穴があり
、柱を垂直に立てて屋根のところでまとめて
いる。上野原遺跡では住居内で火を焚いた跡
が見つかっておらず、煮炊きは家の外でした
と考えられる。四角形を意識していた!?
(2022.04 復元集落 撮影:じっさま)