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縄文(3)HOBBY

  学んできた縄文時代について再整理し、学び直す!! 今回は「衣」



針と糸

体毛をなくした人類にとって、怪我を防ぎ暑
さ寒さを防ぐためにも衣服は必要であった。
縄文時代のはじめには、大小さまざまな針が
あり、0.5mmの糸を通す穴が、骨製の針
にあけられていた。糸やヒモは、麻やカラム
シ(多年草で一度植えると毎年芽を出す)な
どの植物繊維を用いてつくっていた。








布の一部が低湿地の遺跡や寒冷地の遺跡から
見つかった例がある。カラムシなどの植物繊
維を細い縄やヒモにし、すだれや俵を編むの
と同じ技法で作った「アンギン(編布)」と
呼ばれる編み物に近い作り方の布であった。
現在も新潟県十日町市に「越後アンギン」の
名で受け継がれている。すごい!!









冬の服装

服は土の中で腐ってしまうため実物が残って
いない。考古学者は、土偶や土器の模様など
から当時の服装を想像している。麻糸で作っ
た服の上にシカやイノシシの毛皮を着て寒さ
対策とした。毛皮やサケの皮(アイヌの人た
ちも)で作った「くつ」も着用していた。生
活の知恵がすごいですね。









夏の服装

さすがに毛皮はいらないものの、強い日差し
や蚊、ブユといった不快な虫から身を守るた
め、麻糸などで作った服を身にまとった。「
貫頭布(カントウイ)」と呼ばれるズンドウ
の着物で、脇を閉じたものもあれば、脇は綴
じずにヒモだけで縛ったものもあった。衣服
の模様は魔除けの意味を持っていた。














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じっさまの館

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