学んできた縄文時代について再整理し、学び直す!! 今回は「装飾」
アクセサリー
出土する土偶などの様子から、縄文人はかな
りお洒落だったと考えられる。髪には「かん
ざし」、耳には「ピアス」や「イヤリング」
、首や腰には「ネックレス」などの垂飾り、
手首には「ブレスレット」などを、動物の骨
や角、石やガラス玉や粘土で製作したさまざ
まなアクセサリーを身につけていた。
交流
勾玉や大珠として縄文人の胸元を飾った「ヒ
スイ」は、その色と堅さで古くから多くの人
々を魅了してきた。鹿児島の遺跡で出土した
ヒスイの原産地は新潟県の糸魚川のものと判
明、雪深い北国から遠く離れた南の鹿児島の
地まで運ばれてきた。ヒスイは蛇紋岩に熱や
圧力が加わりヒスイとなる。
耳飾り
「栓状耳飾り(せんじょう)」は、縄文時代
中期に隆盛したピアス式耳飾りの一種で、耳
たぶに開けた孔(ピアスホール)を押し広げ
、円柱をはめ込むようにして装着したと考え
られる。大きさは直径1cm~10cmのも
のが確認されている。幼い頃から順次大きい
ものに替えていったと思われる。
腕飾り
腕飾りの素材は、イノシシの牙、粘土を焼い
たもの、植物の繊維なども使われていたが、
主な材料は貝で、貝で作られた腕輪を「貝輪
(かいわ)」と呼ぶ。最も人気のあったのが
「ベンケイガイ」の貝輪で、はめやすい形状
と軽さ、入手の容易さなどの理由があったと
思われる。