語源・・・!?
もともと、もみじは「もみち」と呼ばれてい
た。秋に草木が赤や黄色に変わることを「も
みつ(紅葉つ・黄葉つ)」や「もみづ」とい
い、その連用形で名詞化したのが「もみち」
である。平安時代に入り、「もみち」は「も
みぢ」と濁音化され「紅葉」へと変化した。
古くは「黄葉」と表記されることが多く、「
紅葉」「赤葉」の表記は少ない。
かえで・・・!?
区別が付きぬくいはずですね。モミジもカエ
デも「カエデ科カエデ属」で、親戚みたいな
ものです。違いを見分ける方法としては、主
に葉の切れ込みの深さでわかります。深い切
れ込みが入っているのがモミジで、葉は6か
ら7枚。一方、カエデは切れ込みが浅く葉先
が9から11枚と多いのが特徴。カナダの国旗
には、「サトウカエデ」が描かれている。
メープルシロップ・・・!?
カエデの樹液を煮詰めて作った天然食品。メ
ープルシロップの原料となるサトウカエデの
原生林は、主にカナダの南東部にあり、寒暖
差のある気候が樹液の生産に適している。カ
ナダの輸出量は世界一で、日本で販売されて
いるものは、ほとんどカナダ産である。ミネ
ラルやビタミンがバランス良く含まれ100
gあたり269キロカロリーである。
モミジを食べる・・・!?
モミジにはベータカロテン、ルテイン、ポリ
フェノールなどが含まれ、成人病の予防が期
待できる。また、アントシアニンは血行をよ
くしたり、網膜を保護する機能を高めたりす
る効果があるとされるポリフェノールの一種
で、目の焦点が合いにくくなるのを防ぐなど
の効果が期待できる。現在食用にされている
モミジは、品種改良し特別に栽培したもの。