燃えていない・・・!?
空気(酸素)がない宇宙では、ものが燃える
ことはない。太陽は、メラメラと炎をたてて
燃えているのではなく、中心核で水素原子核
がぶつかってヘリウム原子核になる、核融合
という爆発が起きている。このエネルギーが
太陽の表面に出てくるまで、100万年以上
かかる。目で見える太陽の表面温度は、約6
000℃。すべてが桁違い以上だ!!
ごくわずか・・・!?
太陽が生み出すエネルギーは、そのほとんど
が光として宇宙空間に出されている。太陽が
宇宙のあらゆる方向へ向けて発する光の内、
地球に届くのは、たった22億分の1にすぎ
ない。地球が太陽から1億4969万km離
れていて、しかも太陽に比べてとても小さい
ためだ。太陽の直径は、地球の109倍の1
39万kmある。
表面・・・!?
太陽の表面は約6000℃ある。表面からふ
き出た約1万℃の炎のようなガスを「プロミ
ネンス」と呼び、最大で80万kmの長さと
なる。表面の黒く見える点は、黒点と呼ばれ
他の部分より温度が約4千℃と低く、数は減
ったり増えたりする。表面で起きた爆発で、
1千万~3千万℃にもなる大きなフレアが発
生すると、オーロラが強く光って見える。
未来・・・!?
太陽のエネルギーは少しずつ強くなっており
、地球ができたときには現在の70%ぐらい
の強さだった。これから太陽は数十億年にわ
たって明るさを増し続ける。やがて地球は熱
くなりすぎて、生命の存在できない惑星にな
ると言われている。太陽と地球の距離は、1
億4969万kmあり、光の速さでも8分1
9秒かかる。