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「じっさま」が徒然につづる自己満足の館

      〒44-1181
      現世長命市 天国区願望町1-2-3

      2月号 2016年 第185号

縄文人の衣服事情・・・とは!

針の存在・・・?!

縄文時代のはじめには、0.5mmの糸を通す穴があけら
れた骨製の針の他、大小さまざまな針(骨針)が発掘され
ている。土器に押し付けられた繊維の跡からも、布が存在
し、これらを縫い合わせて 衣服を作成していたことは容
易に想像できる。 すばらしいぃ〜!!  縄文人!!



 

糸やヒモの材料・・・??

すぐイメージできる麻の他に、多年草で一度植えると毎
年芽を出す強い雑草の「カラムシ」の茎を蒸してはぎ、
これから取れる繊維で糸を作って布を織っていた。これ
は、麻と比べるとごわごわ感が少ないらしい。もちろん
シカなどの動物の毛皮も利用していた。



編布(アンギン)と呼ばれる布・・・??

経糸(タテイト)で緯糸(ヨコイト)とを絡ませな
がら編んだ編布(アンギ)と呼ばれる編み物に近い
作り方の布を作っていた。この布で、貫頭衣(カン
トウイ)と呼ばれるズンドウの着物を作っていた。
教科書や図鑑でよく見た服装ですよねぇ〜!! 雨
合羽のポンチョに似ていますかねぇ〜。



衣服の模様・・・??

衣服の模様は女性を飾り立てたてるばかりでなく、魔よ
けの意味を持ち儀式的な色彩が強い。大切な子を授かる
女性をとても大事にしていた。縄文人の平均寿命が31歳
で、当時は15歳までに6割以上が死亡し、人口維持には
女性が平均8人の出産が必要との計算がある事からも理解
できる!!




装身具・・・!?

出土している大量の装身具の大部分は、墓からの副葬品とし
てではなく、土器片などと共に捨て場から見つかっている。
この事から、装身具は基本的に日常的なものでなく、祭りな
どに関連し、その終了とともに捨てられたのではないかと考
えられている・・・との見解もある。

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じっさまの館

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