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「じっさま」が徒然につづる自己満足の館

      〒44-1181
      現世長命市 天国区願望町1-2-3

      3月号 2016年 第186号

縄文人の住居事情・・・とは!

縄文遺跡(住居跡)・・・その数?!

縄文遺跡は日本全国で発掘・調査され、その数は、およそ
800ヶ所で、住居跡は1000を超えるという。
学校の日本史で習った通り、その住居の名前は、「竪穴式
住居」です。地面に深さ50cm程度の穴を掘り、4〜6
本の柱を立ててつくられている。




竪穴式住居は円形・・・??

5000〜10000年前頃は、方形の住居もあったが
、4000〜5000年前にはほとんど円形に。300
0年前になると、再び方形の住居が作られるようになる
。住居の雨水対策は、竪穴を掘った土などを利用して、
穴の周りに盛土を作り、雨水が家に流れ込む込むことを
防いでいる。



住居内の使い方・・・??

扉から採光できる住居前面は室内の作業空間、中央は
炉の空間で、炉神と家族の取り囲む団らんの空間。光
の乏しい奥は祭壇に石柱のある空間。この前面、中央
、奥の3空間が、家族の公的空間。石斧、石棒などの
遺物の偏在分布から、奥から見て左側が男性。土偶、
土器などの遺物の偏在から、右側が女性の空間であっ
たと推測されている。



屋根は草ぶき・・・??

何となく私たちのイメージは草ぶきオンリーですよねぇ
〜でも、土ぶきの屋根もあるんです!!カヤなどの草を
垂木と直行させて下地に敷きながら、縦穴を掘った土な
どを屋根にのせて土ぶきとした。やがて自然に草が生え
、根が張って丈夫な屋根になる。また、土屋根は保温性
に優れている。土屋根式が現れるのが、気候が寒冷化に
向かう縄文中期以降とされることから、寒さに対する縄文人の知恵?




住居内の炉で調理・・・!?

だれでも竪穴住居の内の炉で日常の食物の煮炊きをした
と想像しますよねぇ〜 そうした画像やジオラマを見て
いますよねぇ〜 でも、煮炊き用の土器が竪穴住居の床
面から出土してない事からも、炉では原則として一切の
調理、食事はしていない。火はいちいちかまってやらな
いとすぐ消える。だから火を消さないように燃やし続け
、火種を絶やさないことが肝要との見解もある
 (「縄文人追跡」:小林達雄  じっさま愛読))

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