縄文人は酒を飲んでいた!?
遺跡(三内丸山)の低地から大量の植物種子が出
土するが、ニワトコの量が最も多い。赤い実は毒
があるとも言われ、食べることが出来ない。そこ
で「ニワトコ酒説」が浮上。キイチゴ、サルナシ
、ヤマグワ・・・などと乾燥後発酵させる。
発酵した果実に集まるショウジョウバエのサナギ
も多く出土することから、何かしら発酵物を作っ
ていた可能性は高い!!・・・とのこと。
(画像:ニワトコの赤い実)
体内でアルコールは!?
胃で約20%、小腸で80%吸収され、その9
0%以上が肝臓で分解されアセトアルデヒドに
変化、酵素でさらに分解され酢酸に変化し、水
と二酸化炭素になって体の外に排出される。二
日酔いの不快な症状は、アセトアルデヒドが原
因で、この処理能力がお酒に強いかどうかを左
右する。
アセトアルデヒドの分解能力!?
遺伝子には分解能力が高いN型、突然変異で
能力が低下したD型があり、両親から受け継
ぐのでNN型、ND型、DD型の3パターン
が存在。NN型は酒豪タイプ、ND型はそこ
そこ飲める、DD型は飲めない下戸タイプ。
日本人の56%がNN型、40%がND型、
DD型は4%、白人・黒人のほぼ100%が
NN型でアルコールに強いとされる。