展示室
交流センターの中に入ると、すばらしく垢抜
けた近代的な展示に驚かされます。個人的に
は、縄文時代にふさわしい、自然と肌のぬく
もりを感じさせる雰囲気の展示が、望ましい
と思いますが!?縄文文化を象徴する、自然
と共に生きていく中で形成された豊かな精神
性を学ぶことができます。
(2016.09 展示室 撮影:じっさま)
国宝土偶
1975年夏、農作業をしていた地元の主
婦によって偶然発見されたというから、ビ
ックリですよね!!中が空洞と南茅部の地
名から、「茅空(カックウ)」の愛称があ
る。縄文後期の土偶で、高さ41.5cm
大型の土偶。不思議な表面の模様を見てい
るだけで縄文時代にタイムスリップです。
(2016.09 国宝土偶 撮影:じっさま)
大船遺跡
縄文文化交流センター近くの、縄文中期「
大船遺跡」に寄りました。この遺跡の特徴
は、住居の規模が極めて大きく、集落密度
が非常に高いことです。一般的な竪穴式住
居は、深さ0.5m・長さ4〜5m程度の
大きさですが、この遺跡では、深さ2.4
m・長さ8〜11mあります。不思議??
(2016.09 竪穴住居 撮影:じっさま)
山内丸山遺跡
青森空港でレンタカーに乗り換え、30分
ほどで遺跡に到着します。遺跡のシンボル
である大型掘立柱建物が目を引きます。柱
穴は直径2m、深さ2m、間隔4.2mで
クリの木柱が6本立っていました。再現さ
れた柱の高さや、ステージの様子はどうや
って調べたのか不思議です??
(2016.07掘立柱建物 撮影:じっさま)
大型竪穴住居跡
左の画像は内部の様子ですが、現代人でも
規模におどろかされます。長さ32m、幅
10m、床面積280m2あり、集会所や
共同住居、作業所などではなかったかと言
われています。多くの人が組織的に働かな
いととても造れません。技術もさることな
がら、言葉・文字などはいかに!?
(2016.07 竪穴住居 撮影:じっさま)
板状土偶
遺跡の盛り土から1600個の土偶が見つ
かっている。土偶の多くは女性像で、多産
、豊穣の象徴であると考えられています。
素朴な表情を見ていると、制作した縄文人
と会話をしている気分になり、時間を忘れ
てしまいます。手や足の一部が欠けている
のは災い防止の祈願のためとか!?
(2016.07 板状土偶 撮影:じっさま)
縄文時遊館
遺跡の入り口に縄文時遊館と名付けられた
ミュージアムがあります。ここで縄文時代
を学んだあと、館の裏にある時遊トンネル
を抜けて縄文時代へ「タイムスリップ」と
いう粋な演出です。今から5500年〜4
000年前のムラの跡で、ゆったりコース
での見学は、3時間を要する!!
(2016.07 時遊館 撮影:じっさま)