北の五稜郭から石垣を中心に・・・!?
五稜郭
日本で最初に作られた西洋式の城郭で、東京
ドームの3倍の広さがある。正面にある石垣
は、最上部から2段目に、はね出しや武者返
しと呼ばれる一列の石があり、これによって
敵が石垣を乗り越えづらくなる効果がある。
主に函館山から切り出された安山岩(凝灰岩
もあり)が使われている。
(2013 五稜郭 撮影:じっさま)
弘前城
東北地方で唯一天守が現存するが、天守を移
動して大改修工事を進めており、移動した天
守が元の位置に戻るのは2025年の予定。
石垣の石材は、城の近くの石切丁場(如来瀬
など)から切り出された安山岩で、算木積み
から野面積みまで昭和から築城当時の石垣ま
で、石垣の違いが学べる。
盛岡城
東北地方では珍しい総石垣造りの城で、石切
丁場から切り出される花崗岩がほとんど。城
地が花崗岩であり、三の丸不明門外側の石垣
は、露頭する花崗岩の岩盤をそのまま利用し
ている。城内のほとんどが表面を平らに成形
した打ち込み接ぎで、慶長期の築城時に築か
れた野面積みも見られる。かっこいい!!
(2016 盛岡城 撮影:じっさま)
山形城
東大手門の石垣の高さは約12mで、水中に
隠れている根石まで含めると約14m。石質
は安山岩で、割石の角を加工して石と石の接
点を保つように工夫した「打ち込み接ぎ」。
城門石垣にだけ、隅角石の稜線を際立たせる
「江戸切り」と呼ばれる精緻な加工が施され
ている。おしゃれですねぇ~!!
(2016 山形城 撮影:じっさま)