上野原遺跡
鹿児島空港から車で40分ほどの霧島市国分
に、縄文時代早期から中世にかけての複合遺
跡が、「上野原縄文の森」として整備されて
いる。工業団地の造成中に発見され、鹿児島
県教育委員会が発掘調査を行った。縄文に関
する見学場所として、長い間楽しみにしてい
た遺跡でワクワクの訪問です。
(2022.04 展示館 撮影:じっさま)
土器
上野原土器の文様は縄目ではなく、「ハイ
ガイ」「サルボウ」といった海に生息する
貝で文様が施されている。形も上から見た
形が四角の角筒形があり、胴部は筒状、底
部は平らで、全国でもほとんど例がない特
殊な形の土器。用途としては、煮炊きやど
んぐりなどのあく抜きに使われていた。
(2022.04 土器 撮影:じっさま)
耳飾り
漫画で使用例が描かれていますが、直径1
2cm!!耳たぶにはまるものなのでしょ
うか??コンパスもない時代に真円に近い
仕上がりで、やわらかい粘土を薄い滑車形
に成形し、文様を刻む技術を持っていた縄
文人におどろきですね。赤い顔料(ベンガ
ラ)も残っているようです。
(2022.04 耳飾り 撮影:じっさま)
地層
南九州に分布するシラス台地は、鹿児島湾
の姶良カルデラから3万年前に噴出した火
砕流による。7300年前の縄文時代前半
には、鬼界カルデラ噴火し、アカホヤと呼
ばれる火山灰層で、南九州の縄文人はほぼ
全滅し、その数百年後には、北方系の縄文
土器に置き換わっている。
(2022.04 地層 :じっさま)
復元集落
上野原遺跡では、9500年前の竪穴住居
跡が52軒発掘された。地面に掘った穴の
周りに垂直に立てた柱を円形に配置し、柱
の上端を中央で結束した砲弾型のドーム屋
根で復元されている。材料は解明されてい
ないが、柱はクヌギ、屋根にはカヤが使用
されている。タイムスリップの感あり!!
(2022.04 竪穴住居 撮影:じっさま)
縄文の食
結構バランスのとれた美味しいものを食べ
ていたんですね。展示されているのは、カ
キの蒸し料理、アサリなど貝と旬の野菜の
ごった煮、魚の焼き物、イノシシなど動物
系の焼き物などで、現代でもなかなかのご
ちそうですね。料理方法も、焼く、煮る、
蒸す、現代と変わりません。
(2022.04 縄文食 撮影:じっさま)
今日の昼食
鹿児島の名物ラーメンを食べようとネット
検索です。鹿屋市の「らーめん屋こうちゃ
ん」でランチです。平日の昼食には少し遅
い時間でも混んでました。こうちゃん(正
油)ととんこつを注文し、じっさま&奥殿
で食べ比べです。別に注文したギョウザも
美味しかった!!食べ過ぎ!?
(2022.04 ラーメン 撮影:じっさま)