本文へスキップ

まめ知識KNOWLEDGE

植物の不思議、学びます・・・!?

15分を識別・・・!?

短日植物のアサガオは、電灯をつけっぱなし
の照明下では、いつまでもツボミを付けず、
夜の暗闘がないとツボミはできない。暗闘の
時間をいろいろ変えてツボミができるかどう
か実験すると、与えられる夜の長さに反応し
てツボミができる。できるかできないかの境
目の夜の長さを限界暗期と呼ぶ。多くの植物
が15分の違いを識別できている。









開花の刺激・・・!?

ツボミは大きく育てば、ひとりでに花が開く
わけではない。開花のための刺激が必要で、
温度変化のない部屋、電灯をつけっぱなしの
明るさの変化のない部屋では、ツボミは大き
くなるが開花しない。チューリップなど気温
上昇、タンポポなど明るくなると、アサガオ
など暗くなると刺激を受けて開花する。植物
毎に異なる刺激で開花するのは興味深い。









花の色素・・・!?

ハチやチョウにアピールするため、多くの植
物の花は葉っぱより上で咲き、葉と同じ色で
は目立たないので緑色はない。花の装いに使
われる色の正体はアントシアニン(ポリフェ
ノールの一種で赤い色や青い色の花)とカロ
テノイド(黄色や少しピンクがかった赤色)
という物質で、色素と呼ばれる。葉の緑色の
色のもとは、クロロフィルという色素。









紫外線対策・・・!?

植物が色素できれいに装う理由は、ハチやチ
ョウにアピールする他に紫外線対策がある。
紫外線に当たると人も植物も活性酸素という
有害な物質が発生する。植物は、この活性酸
素を消し去る働きをする抗酸化物質と呼ばれ
るものを造り出す。代表がビタミンC、ビタ
ミンEで、アントシアニン、カロテノイドも
含まれ、花の中で生まれてくる種子を守る。










contents

じっさまの館

〒44-1181
現世長命市 天国区願望町1-2-3

TEL :以心伝心(局)0008