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縄文の学び(4)HOBBY

  岩手県御所野遺跡・・・土屋根、土器の補修!?

御所野

17の考古遺跡で構成される世界遺産の「北
海道・北東北の縄文遺跡群」(2021年登
録)の一つで、岩手県二戸郡一戸町にある「
御所野遺跡」を訪れました。縄文時代中期後
半(4000~4500年前)の大規模な集
落の跡で、800棟以上の竪穴住居が見つか
っています。
(2019.06 土器展示 撮影:じっさま)







吊り橋

遺跡入り口の「きききのつりはし(木製)」
は、正方形の断面でトラスを組み中央を吊っ
た2径間吊り橋で、水平方向に弧を描いてお
り、曲がっているために先が見通せません。
先が見えない、何があるんだろうというワク
ワク感を演出する効果らしい!?現代から縄
文時代へタイムスリップです!!

(2019.06 吊り橋 撮影:じっさま)







竪穴住居

従来縄文時代の竪穴建物は、茅葺き屋根で復
元されていたが、1996年に御所野遺跡西
側で焼けた中型・大型の建物跡の調査から、
茅が確認できず、焼けた木材の上に焼けた土
がのっている状態で見つかった。これにより
屋根の上に土がのっていたことがわかった。
なぜ焼けたのか?なぜ土屋根なのか??

(2019.06 竪穴住居 撮影:じっさま )







補修?

左画像の土器に小さな穴があいているのがわ
かりますか。よくみると土器のひび割れの両
側に小さな穴が並んでいます。この穴は「補
修孔」と呼ばれ、穴にひもを通して土器を補
修したと考えられています。貴重な生活道具
を大切にし、補修して使う知恵、縄文人のす
ばらしさを再認識ですね!!

(2019.06 土器の補修 撮影:じっさま)












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