山形の県立博物館・・・国宝の土偶を所有!!
縄文時代の山形
氷河期も終わり縄文時代になると、土器や弓
矢もつくられて、狩猟や漁労、植物採集が行
われてくる。土器は食料を煮炊きするために
発明され全国に広まる。隆起線文土器は最古
の土器の一つで、底の丸いバケツのような形
をしている。中期の土器は大きさも特大で、
口縁部に渦巻きのような粘土紐が貼り付く。
(2016.10 縄文土器 撮影:じっさま)
女神の発見
平成4年(1992)に尾花沢新庄道路の建
設のため、山形県教育委員会による発掘調査
が行われた。山形県北部、舟形町にある「西
ノ前遺跡」では、土器、石器、土偶など、整
理箱にして750箱もの遺物が出土した。国
宝「縄文の女神」は、この遺跡の中から出土
している。
(2016.10 国宝指定書 撮影:じっさま)
縄文の女神
縄文の女神は、約4500年前の縄文時代中
期のもので、高さ45cmの大型の立像土偶
です。顔の表現はなく、胸部にはw字形の乳
房を持ち、へそにかけての正中線は妊婦像を
思わせる。脚部の底面は3cm程くりぬかれ
、焼きむらを抑える工夫が見られる。平成2
4年(2012)に国宝指定されている。
(2016.10 縄文の女神 撮影:じっさま )
県立博物館
第一展示室の入り口正面にある全身骨格模型
や化石の産出状況がわかる産状模型が展示さ
れている。「ヤマガタダイカイギュウ化石」
で、約900万年前の海に住んでいた哺乳類
で、海牛類(ジュゴン!)の進化を知る上で
世界的に貴重なもの。昭和53年、小学6年
生2人が最上川川床で発見したもの。
(2016.10 カイギュウ 撮影:じっさま)