本殿
伊那谷では、軒下にワラジを吊るして健康・
厄除けとしてお祀りする風習があり、大きな
ワラジは、それを履くものが、その場所を守
ってくれるとされている。大ワラジの上で足
踏みをしながら、これからの健康・健脚をお
祈りします。右側のワラジは現在までに感謝
、左側のわらじは、これからを祈願します。
(2023.11 大わらじ 撮影:じっさま)
郷土館
もう少し早い時期ですと、玄関横のドウダ
ンが真っ赤で建物の白と調和してかっこい
いと思いました。駒ヶ根市の郷土館は、市
役所の旧庁舎で大正期の洋風建築で、昭和
46年に現在地に移築されたものです。こ
こで結婚式を行ったという写真展示が印象
的でした。すばらしい活用ですね!!
(2023.11 郷土館 撮影:じっさま)
考古資料室
西に中央アルプス、東に南アルプスの山々
が有り、河岸段丘が発達した天竜川上流に
駒ヶ根がある。日当たりがよく、水が豊富
で食料を得やすい環境に加え、和田峠では
黒曜石が産出する。これを使って狩りをす
る人々も住み着いた。気候が温暖な縄文中
期には多くの大集落が形成された。
(2023.11 考古資料 撮影:じっさま)
イノシシ・クマ
最近、身近に出没して話題になっているイ
ノシシとクマのはく製です。はく製でも十
分迫力があり、屋外で遭遇したらと思うと
恐怖心が湧いてきます。冬に冬眠するクマ
は、冬眠前に身体に栄養分を蓄えて冬に備
えます。異常にエサが少ないといわれる今
年、里へ下りてくるはずですね。
(2023.11 はく製 撮影:じっさま)
旧竹村家住宅
かやぶきの屋根が苔むし、大分痛んでいる
ようで少し心配です。江戸時代に代々名主
を務めた竹村家、約260年前の建立と言
われる江戸中期の上層農家の典型的な民家
で、昭和43年にこの地に移築している。
画像の屋内右側には、富濃の誇りでもあっ
た馬を飼う馬屋があります。
(2023.11 旧竹村家 撮影:じっさま)
両殿下のご視察
なんと、当時皇太子(現上皇)・同妃殿下
がご視察された記念写真が展示されていま
した。年数からして、移築して間もない頃
のご視察と思われる。お二人とも若い(5
5年くらい前?)ですね! 画像からする
と上座敷を見つつ、下の間に向かわれると
ころを撮影か。
(2023.11 両殿下 撮影:じっさま)
茅葺き屋根
今建てようと思っても、材料も技術もなか
なかそろわないでしょうね。260年にわ
たり、この家で生活してきた人々の様子を
見てきた柱だと思うと、感慨深いものがあ
ります。じっと柱を見ていると、静寂のな
か、梁の間から昔話を語りかけられるよう
な気分です。
(2023.11 屋根裏 撮影:じっさま)