𠮷胡貝塚遺跡・・・300体を超す人骨が!!
あらまし
縄文時代後末期・晩期(2500~3000
年前)の貝塚で、大正11、12年に京都大
学の清野謙次博士が発掘調査を実施し、30
0体を超える人骨を発見し、一躍有名になっ
た。昭和25年には、文化財保護法に基づく
国内第一号の発掘調査が行われている。愛知
県にもあるんですね、立派な縄文が!!
(2017.10 資料館 撮影:じっさま)
暮らしぶり
周りが外洋、内湾、干潟、山、野原に囲まれ
た環境で、海の幸や山の幸に恵まれた豊かな
生活を送っていた。貝塚からは、ハマグリ・
アサリ・クロダイ・スズキ 山菜・キノコ類
ドングリ・根菜類、大型動物のイノシシ・シ
カなど弓矢を使って捕っていた。今以上の恵
まれた食生活だったのかも!?
(2017.10 資料展示 撮影:じっさま)
お出迎え
2007(平成19)年に開館した比較的新
しい資料館で、カーナビ便りの訪問も、一度
通り過ぎてしまうくらいモダンな建物。入館
すると、縄文服を着た全身人骨が出迎えてく
れました。開館10周年記念の看板を持って
いたので、特別なお出迎えなのかも知れませ
んね。一瞬ビックリです!!
(2017.10 お出迎え 撮影:じっさま )
埋葬状況
縄文人の埋葬方法は、手足を折り曲げる屈葬
がほとんどと考えられていたが、吉胡遺跡か
ら出土した人骨は、身体を伸ばした伸展葬が
多かった。大半の遺骨が抜歯されていたこと
も吉胡人の特徴で、前歯と犬歯が数本抜かれ
ており、共同体の構成員となるための通過儀
礼でも、麻酔もなし、超痛そうですね!!
(2017.10 埋葬展示 撮影:じっさま)