酒米・・・!?
1951年以降、酒米は正式には酒造好適米と
呼ばれている。どんな米が酒造りにむいてい
るか!?粒が大きい、心白(中心にある白色
不透明部)の含有量が多い、日本酒を造る上
で苦味や雑味になるタンパク質・脂質の量が
少ない、吸水率が良い、表面が硬く中身が柔
らかい等のポイントがある。山田錦、五百万
石、美山錦が三大酒造好適米といわれる。
三大酒米・・・!?
「山田錦」は日本一の生産量を誇り、兵庫県
産の山田錦は一つのブランドになっている。
香味が良く、まろやかさから大吟醸などの高
価な日本酒の原料に。「五百万石」は、米粒
が小さい事から大吟醸などの高精米にはむい
ていないが、キレのある淡麗辛口の美味しい
酒にしあがる。「美山錦」スッキリした味わ
いが特長で、東北地方で栽培されている。
精米・・・!?
日本酒の原料の酒米(玄米)の外側には、ビ
タミンやタンパク質、脂質が多く含まれてい
る。これらは酒造工程において酵母の働きを
過剰に促進させてしまい、香味のバランスを
悪くしたり、雑味の多い味わいにしたり悪さ
をする。そこで、これら不要な部分を削り取
る、精米と呼ばれる作業が行われる。
精米歩合・・・!?
お米がどれだけ削られたかを示す数値で、精
米歩合40%は、米の周りを60%削ってい
る事を表わす。精米歩合によって最も大きく
変わってくるのが酒の香りである。精米歩合
は、大吟醸は50%以下、吟醸は60%以下
、本醸造は70%以下、純米・普通は規定な
しとなっている。通常食べている食用米は、
精米歩合90%程度。 日本酒すごい!!