昆虫誕生・・・!?
植物が海から陸にあがってまもなく、節足動
物が上陸を成し遂げた。多足類が出現し、昆
虫類へと進化していった。3億年前頃の石炭
紀後期には、トンボ・ゴキブリ・バッタなど
の有翅昆虫が現れ、動物としては最も早く昆
虫たちが空中へ進出した。石炭紀は酸素濃度
が35%にまで上昇し、昆虫の巨大化が生じ
た。75cmのトンボも・・・でっかぁ!!
裸子植物の誕生・・・!?
古生代末期の2億9千万年前頃に裸子植物が
誕生する。シダ植物より水分の取り込み・輸
送の能力が進化しており、繁殖方法は花粉を
風により飛ばして受粉させ、種子を作る。種
子は乾燥に強く、遠くに移動することができ
る。イチョウ・ソテツ・針葉樹などが裸子植
物に該当し、花は雄・雌に分かれて花びらや
果実は持たない。
哺乳類の誕生・・・!?
三畳紀の2億2千万年前頃の地層から、体長
10cm程度のネズミのような最古の哺乳類
といわれる化石が発見されている。ジュラ紀
後期の1億5千万年前頃には恐竜との共存を
図るため、夜行性へと転換し、聴覚を発展さ
せた。薄暗い夜に行動する必要性こそが人類
の知能を発達できた主要な理由だという説も
ある。夜行性動物・・・なるほど人類!?
被子植物の誕生・・・!?
白亜紀前期の1億4千万年前頃になると、裸
子植物よりさらに繁殖システムに優れる被子
植物が現れた。目立つ花びらを持つことによ
り昆虫たちを誘引して、その中にある花粉を
昆虫の体に付着させ、遠方のめしべにその花
粉を確実に付着させる虫媒受粉システムを構
築した。また種子を果実で覆い、動物に食べ
させて種子を運搬させ、生息域を拡大した。