感染症とは・・・!?
大気・水・土壌・動物など環境中に存在する
病原性の微生物が、人の体内に侵入すること
で引き起こす疾病を感染症という。身の回り
に存在する多くの微生物のなかで、感染症を
引き起こすものを病原体という。感染は、病
原体が人間の体内に侵入、定着、増殖するこ
とで成立する。感染しても症状がでない(不
顕性感染)の場合もある。
細菌・ウイルス・・・!?
細菌は生物であり、ウイルスは生物とは言い
切れない? 細菌は、細胞を持ち栄養を摂取
してエネルギーを生産し、細胞分裂を繰り返
して生存・増殖を行うことから生物と断定。
ウイルスは、細胞がなく栄養を摂取したりエ
ネルギーを生産せず、自力で動けず、ウイル
ス単体は自力で増殖できないことから生物と
言い切れない・・・???
ウイルスの増殖・・・!?
ウイルスは自力で増殖することができず、動
植物の細胞の中に入り込み、その細胞の機能
を使って自身のコピーを増やします。主なウ
イルス性感染症には、インフルエンザ・水ぼ
うそう・おたふく風邪・はしか・風疹・デン
グ熱・エボラ出血熱などがある。主な細菌性
感染症は、百日咳・結核・コレラ・ジフテリ
ア・O-157などがある。
ウイルスの大きさ・・・!?
新型コロナウイルスの大きさは0.1µmほどと
いわれ、人の髪の毛の太さ80µmの800分の
1程度。細菌は1µm、ヒノキ花粉30~40µm
、赤血球7~8µmの大きさ。細気管支や肺胞
など、肺の内部には1µm以下の物質が侵入
できるといわれ、花粉は咽頭部までしか侵入
できず、鼻水や涙、くしゃみなどのように喉
から上の部分に症状が出る。