電子レンジ・・・!?
電子レンジは、電磁波が食品に含まれている
水の分子を震わせることで「まさつ熱」を起
こし、食品そのものを中から温める。この電
磁波は、マグネトロンから出るマイクロ波で
、1秒間に24億5000万回もプラスとマ
イナスが入れ替わる。食品の水の分子のプラ
スとマイナスの向きを変えて、震えてぶつか
り合うことで摩擦が起こり熱くなる。
スチーム・・・!?
300℃ほどの熱い水蒸気で食品を料理する
仕組みのオーブンレンジで、水蒸気が液体に
なる時に、大きな熱を出すという性質を利用
したもの。高温の水蒸気は、食品に当たると
、食品が100℃以上になるまでは、水にな
る。食品が100℃以上になると水蒸気は水
にならず、高温の水蒸気のまま食品の表面を
温め、こんがり焼ける。
電気の渦・・・!?
アイエイチクッキングヒーターと呼ばれるも
ので、「誘導加熱」の英語の頭文字を取った
もの。磁力線が渦電流を起こし加熱する仕組
みで、数十本の細いコイルをより合わせた線
を渦巻き状に巻いたコイルに電流を流すと、
コイルの周りに磁力線ができ、磁力線が金属
製の鍋の底を通るとき「うず電流」が流れ、
鍋底が電熱線のようになって熱が出る。
油なしフライ・・・!?
食品に含まれている油だけで、フライができ
る器具がある。最高200℃にもなる熱風で
一気に食品を加熱すると、食品から油が出て
くる。その油もすぐに高温になり、食品をあ
げるという仕組みで、従来の揚げ物のように
熱した大量の油を使う必要がない。冷凍ポテ
トフライ、とりもも唐揚げなどが得意分野ら
しいが、身の回りで実機を見たことがない。