緊急地震速報・・・!?
地震が発生するとP波(エネルギーが小さく
伝わる速度が速い)とS波(エネルギーが大
きく伝わる速度が遅い)が同時に発生する。
このP波を観測し、揺れが大きいと判断され
た場合に速報を出し、被害をもたらすS波が
来るのに備える。誤報を防ぐために2つ以上
の地点で震度5弱よりも大きな揺れが予測さ
れた場合に発表される。
P波・S波・・・!?
地震波は、地中を伝わる実体波と地表面を伝
わる表面波に分けられ、実体波はP波とS波の
2つに分けられる。P波は縦波で伸び縮みが
伝わっていく(音波も同じ)。S波は横波で
あり、ねじれが伝わっていく。表面波は、池
に石を落としたときに水面にできる波のよう
に地表面を伝わっていく。P波は「ガタガタ
」の縦揺れ、S波は「ユサユサ」の横揺れ。
海溝型・・・!?
プレート境界型といわれる地震で、東北地方
太平洋沖地震(東日本大震災)はこのメカニ
ズムで引き起こされた。日本列島周辺には、
プレートと呼ばれる地盤の境界が4つ存在し
ている。年間数cm~数十cmの速度で動き
、隣接するプレートの下に沈み込む。沈み込
みが限界までくると元に戻ろうとする力が働
き、そのエネルギーで地震が発生する。
内陸型・・・!?
直下型といわれる地震で、阪神・淡路大震災
はこのメカニズムで引き起こされた。日本列
島の地下にはいくつもの割れ目があり、ずれ
ているところを断層と呼ぶ。この断層にプレ
ートの移動など何らかの大きな力が加わるこ
とで、再びずれが生じ、その衝撃が震動して
地面を伝わるものが地震となる。このような
断層を活断層と呼ぶ。